2023年7月19日

展示方法のアイデアや来場者の集まる企画の考え方とは?

展示会装飾集客

展示方法のアイデアや来場者の集まる企画の考え方とは?

2023年7月19日

展示会装飾集客

展示方法のアイデアや来場者の集まる企画の考え方とは?

せっかく展示会に出展するなら、できるだけ多くの来場者に立ち寄ってもらいたいものです。しかし予算が決まっていたり、出展できるブースの広さが決まっていたりすると、どのようにしたら魅力的なブースにできるのか悩むでしょう。

この記事では展示会の展示方法が来場者数を分ける理由や来場者が集まらないブースの特徴、おすすめの展示方法アイデアなどをご紹介します。これから展示会を控えている人、前回よりも成功させたい人はぜひ参考にしてください。

展示会の展示方法が重要になる理由

最初に展示会の展示方法がどうして重要になるのか、理由を2つ解説していきます。

  1. 1.来場者の足を止めるようなディスプレイにする必要がある
  2. 2.展示方法を工夫するのにはメリットがある

一つずつ見ていきましょう。

来場者の足を止めるようなディスプレイにする必要がある

展示会に来る来場者の時間は限られています。短い時間の中で足を止めてもっと知りたいと思ってもらうためには、さまざまな工夫が必要です。出展者は看板やポスターなど、目に見えるものを前面に出して商品をアピールしています。

実際に手に取って体験できる場所を用意していたり、映像で魅力を感じてもらったり、それぞれの方法で来場者に足を止めてもらうよう準備します。多くのブースがあるなかで、足を止めて見てみようと思ってもらうまでに与えられた時間はたったの数秒です。

そのため、一瞬でアピールしている商品とポイントがわかるようにしなければいけません。数秒の間に魅力を感じてもらい、話を聞いてもらうためには自社のオリジナリティを出しつつ、来場者の足を止めるような工夫が必要です。

何をどのような目的で出展しているのか瞬時にわからなければ、来場者は足を止めてくれないでしょう。そのため看板やポスターだけでなく、ディスプレイをどのようにしたら目を引けるのか考えることが重要です。

展示方法を工夫するのにはメリットがある

数多くある出展者の中から自社の商品やサービスを覚えておいてもらうためには、展示方法の工夫が欠かせません。来場者を引きつける展示方法をすると、多くのメリットが得られます。とくに以下の3つが挙げられます。

  • ・商品を印象付けできる
  • ・自社のテーマや特色を理解してもらいやすい
  • ・どのような商品を扱っているか理解してもらいやすい

一目見ただけでどのような商品を伝えたいのかわかるように展示することによって、商品のイメージを心に刻み込んでもらえます。また映像や体験などを用意したら、ブースにいてもらえる時間が長くなり、より商品に関する情報を知ってもらえるメリットがあります。

自社ならではのテーマや特色を理解してもらえると、展示会が終わってからも思い出してもらいやすくなります。またどのような商品を扱っているのかしっかり理解してもらえると、魅力やメリットなどが伝わりやすく、企業に対してのイメージも上がるでしょう。

展示会で来場者が集まらないブースの特徴

展示方法が重要な役割を果たしていることがわかったところで、来場者がなかなか集まってこないブースの特徴を確認しておきましょう。

  • ・何を扱っているかわかりにくい
  • ・ブースに立ち寄りにくい
  • ・商品が多く特徴がわかりにくい
  • ・スタッフに笑顔がない
  • ・会場のメイン通りから離れている

実際に展示会へ行った経験がある人は、立ち寄りやすいブースと足を止めにくいブースの違いを感じたことがあるかもしれません。どのような商品を扱っているのかわかりにくいブースだと、興味を感じられず立ち去ってしまうでしょう。

またおすすめの商品が多いと、真の目玉商品がわからず、来場者の心に響かなくなってしまいます。展示会だけでなく、スタッフの印象はどのような場所でも立ち寄りやすさに大きく影響します。商品は気になっても、スタッフの雰囲気が気に入らず購入まで辿り着かなかったことがある人もおられるでしょう。

会場のメイン通りから離れた場所で出展していると、来場者の目に止まりにくくなってしまいます。なぜなら来場者の中には時間がなく、メイン通りのみ見に来る人もおられるからです。

展示方法のおすすめのアイデア

続いては展示方法のおすすめアイデアを3つ紹介します。

  1. 1.一番売り込みたい商品を目立たせる
  2. 2.AIDMAの法則を意識する
  3. 3.レイアウトに注意する

それぞれ解説していきます。

一番売り込みたい商品を目立たせる

先ほどお伝えしたように商品の数が多いと、特徴がわかりにくくなってしまいます。一目で一番売り込みたい商品がどれかわかってもらうために、工夫してディスプレイしなければなりません。

目立たせるには、ピンスポットを当てたりライトの色を変えたりする方法が挙げられます。ほかの商品と差別化され、アピールしたい商品がすぐに伝わるでしょう。置き場所にもちょっとしたひねりが必要です。

目立つ位置と聞いたら、中央を思い浮かべる方が多いかもしれません。しかし逆手を取って一番奥のスペースに置いてライトを照らしておいたら、ほかの商品も見つつ、最終的に売り込みたい商品まで見てもらえる可能性が高くなります。使用する道具や装飾などを加味しながら、考えるようにしましょう。

AIDMAの法則を意識する

展示会の展示方法で参考にされることが多いディスプレイのアイデアは、「AIDMAの法則」です。

  • ・Attention(注目)
  • ・Interest(興味)
  • ・Desire(欲求)
  • ・Memory(記憶)
  • ・Action(行動)

AIDMAの法則とは、上記5つの頭文字を取った「消費活動」の仮説です。消費者が何かを購入するとき、無意識に「注目→興味→欲求→記憶→行動」の順番に動いているとされています。

AIDMAの法則を意識して考えてみると、出展者はまず消費者に商品に注目してもらい、興味をもってもらい、欲しいと思ってもらい、最終的に購入してもらう段階までもっていかなければなりません。

そのためには看板やポスターの位置、商品の目立たせ方、興味を引かせるためのポイントなど、一つひとつの工夫がうまく合わさっていく必要があります。AIDMAの法則を意識してブースを作成すると、来場者に商品をアピールしやすくなり、居心地のよいブースになるでしょう。

レイアウトに注意する

レイアウトも来場者の目を引くために熟考すべき点です。ほかのブースよりも目立たせるためにピカピカしたライトを多く使いすぎたり、逆にナチュラルさを意識しすぎてシンプルすぎたりするのはよい例ではありません。適度なバランスで商品をアピールできるブースを作ることが重要です。

目立つ色や形のポスターやパネルは、ブースの両端に設置すると主張しすぎずバランスよく見えます。またパンフレットやカタログなどは、来場者が取りやすい位置に設置することを忘れないようにしましょう。

装飾品はきらびやかにしすぎず、人の温かみを感じられるようにするとよいでしょう。目立ちすぎると集客に力を入れていると思われ、逆に立ち寄りにくくなります。ブースのデザインも商品に合うように意識すると、より商品の魅力が伝わりやすくなります。

来場者の動線を意識することが重要

ディスプレイを活用して動線を作っておくと、ブース内が混雑せず来場者にとってもスタッフにとっても心地よい空間になります。

さらに商品の種類をまとめて設置しておいたら、来場者は商品に対する理解を深められ、魅力を感じやすくなるでしょう。

動線設計は反時計回り、つまり左回りがおすすめです。入りやすい雰囲気とスムーズに商品を見やすい空間を作るために動線の意識は欠かせません。

来場者の気持ちも考える

いかに多くの来場者に来てもらうか考えるときに忘れてはいけないのが、来場者の気持ちです。来場者のほとんどはできるだけ多くのブースを周りたいと考えています。

一つのブースに長く留まっている時間は、来場者にとってもったいないと感じてしまう可能性が高いでしょう。

少しでも足を止めてくれた来場者の気持ちを理解し、来たいと思わせるメリットを提示することが大切です。短時間でも商品の魅力を感じてもらえるブースをつくるように心がけましょう。

展示会で来場者が集まる企画の2つの考え方

ここでは展示会で来場者が集まる企画の考え方を2つ解説します。

  1. 1.来場者の目線に立って企画する
  2. 2.独自性や話題性を持たせる

順を追って説明していきます。

来場者の目線に立って企画する

展示会に出展する内容を企画するうえで見落としがちなのが、来場者の目線に立つことです。来場者が自社の価値観を押し付けていると感じてしまったら、足を止めてくれる人の数は減っていく一方でしょう。

ただ興味があるだけで終わってしまうのではなく、AIDMAの法則の欲求、記憶、そして行動につながるような企画にしなければいけません。本当に欲しい、来たいと思ってもらえる企画にしましょう。

独自性や話題性を持たせる

来場者の心に残る商品やサービスは、独自性や話題性があるものです。多くの来場者は情報収集や内偵などの目的で展示会に来場します。独自性や話題性を取り入れることによって、差別化でき、話題になる機会が増します。

展示会のアイデア事例

展示会のアイデア事例

展示方法にはさまざまなアイデアがありますが、実際に「ブースコムプラス」で施工した1例をご紹介します。

上記の写真は、特大マルチモニターで視覚的に、来場者の目に止まるようなブースにした例です。特大マルチモニターにより、自社の訴求したい商品やサービスを、大きな迫力のある画面で打ち出せるようになります。

有形商材の場合には、体験型ブースも検討できますが、ITやインフラ関連などの無形商材の場合には、大型モニターでサービスの宣伝をするのもおすすめですね。

良い展示方法のアイデアが浮かばなければ

展示会で効果的なブースレイアウトを作るには、いくつものポイントを押さえなければなりません。自社で考え、材料を集めたりレイアウトを設置したりするのは可能ですが、時間がかかります。せっかく多くの時間を費やしてブースを作っても、なかなか来場者が足を止めてくれない恐れもあります。

良い展示方法のアイデアが浮かばずに悩んでいる場合は、ブースレイアウトのプロにおまかせするのも一つの方法です。

「ブースコムプラス」は、ブースデザインから施工・運営・機材のレンタルまで行っているサービスになります。

制作実績は3,000社を超え、一式おまかせで19.5万円から対応可能です。提案する企画書や計画資料などの書類申請代行から、ブースデザインの提案、アフターフォローまで徹底してサポートします。無料相談も行っているので、ぜひお気軽にお問い合わせください。

まとめ

展示会は自社のサービスや商品を知ってもらえる特別な機会です。1人でも多くの来場者に足を止めてもらうためには、AIDMAの法則を意識する、レイアウトに注意するなどさまざまなポイントがあります。

予算やブースの広さ、企画時間を考慮しつつ、来場者の目を引くブースを完成させてください。ブースコムプラスではブースレイアウトに秀でた施工スタッフが多くそろっています。ぜひお気軽にお問い合わせください。

ブースコムプラス|展示会を、ワンストップでプランニング!

この記事を書いた人

ブースコムプラス 運営事務局

運営事務局ブースコムプラス

展示会出展やプロモーションイベント開催時のブース設営を行っているブースコムプラスの運営事務局です。