2024年3月26日

【例文あり】効果的な来場者アンケートとは?作成のコツも紹介!

集客

【例文あり】効果的な来場者アンケートとは?作成のコツも紹介!

2024年3月26日

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【例文あり】効果的な来場者アンケートとは?作成のコツも紹介!

展示会へ出展する目的の一つには、見込み客の獲得が挙げられます。アンケートは展示会後の効率よいアプローチに役立つため、効果的な来場者アンケートの作成が重要です。

しかし、アンケートの実施を検討していても「設問の考え方が分からない」「例文を知りたい」と悩んでいる方は多いのではないでしょうか。設問の考え方が分からないと回答率が下がるケースもあるので、回答者が答えやすいアンケートの作成が大切です。

本記事では、来場者アンケートを作成するコツや来場者アンケートの例文などを解説します。効果的なアンケートを作成して、展示会を成功させましょう。

展示会で来場者アンケートをする目的を理解しよう

展示会で効果的なアンケートを実施するには、来場者アンケートの目的を理解しましょう。展示会での来場者アンケートには、主に次の2つの目的があります。

来場者の温度感を測る

展示会に出展すると自社のブースに多くの人が来場します。来場者には展示会後にアプローチしますが、全員同じように対応するのは効率がよくありません。アンケートの実施には、来場者が見込み客なのか、潜在顧客なのか確度を測る目的があります。そのためにもアンケートは成約の可能性が分かるような設問にする必要があります。

自社の商品やサービスに対する購入意欲が高い来場者には電話でアプローチし、今すぐに購入予定がない見込み客には来場のお礼をメールで伝えるなど、展示会後のフォロー方法を個別に決める際の参考になります。

見込み客へのアプローチ方法のヒントを得る

来場者アンケートを実施すれば、見込み客が関心を持っていることや困りごとを把握できます。アンケートで知り得た情報を活かしてアプローチすれば、アポイントを取りやすいでしょう。たとえば競合他社にも興味を持っていると分かれば、比較しながらプレゼンできる資料を用意して、自社の製品を提案できます。

効果的な来場者アンケート作成のコツ

効果的なアンケートを作るにはコツがあります。アンケートを作成する際に意識しておきたいことを4つ挙げます。

設問ごとに目的を決める

一つひとつの設問ごとに目的を決めましょう。何のための設問なのか考えて作ることで、似たような設問を減らせます。同じような設問が続いても似たような回答しか得られないだけでなく、回答者はアンケートへの回答を面倒に感じてしまいます。

設問数をできるだけ減らし、意味のあるアンケートにするためにも目的を考えた設問作りが大切です。

自然な設問の流れにする

時系列を考えて自然な設問の流れにするのも大切なポイントです。たとえば「あなたは◯◯を利用したいですか?」の質問の後に「あなたは◯◯を利用したことがありますか?」と質問するのは不自然です。不自然な流れの設問は、回答者を混乱させてしまいます。

また、関連がある質問はまとめて質問するとアンケートの回答者に負担をかけません。思いつくままに設問を並べず、自然な設問の流れにすれば、スムーズに回答してもらえます。

来場者にあわせたアンケート形式にする

アンケート形式を来場者にあわせると回答率を上げられます。たとえば若年層が多い場合はスマホを活用したアンケートの方がスムーズに回答してもらえるでしょう。一方、高齢者には慣れ親しんだ紙媒体を活用したアンケートの方が回答してもらいやすいです。来場者の年代にあわせて、どの形式がよいか決めましょう。

意味や解釈が複数ある言葉は避ける

アンケートの設問は、言い回しに注意が必要です。意味や解釈が複数ある言葉を使うと、こちらの意図が伝わらないケースがあり、精度の高い回答が得られない恐れがあります。

たとえば「最近」という言葉は具体的ではないため、人によって受け取り方が異なります。アンケートの設問は曖昧な言葉を避け、具体的に質問しましょう。

回答率の下がる設問も理解しておこう

アンケートの設問は答えやすさを考慮して作ることが大切です。設問数が多すぎるアンケートや文章での記入が多いアンケートは、回答が面倒だと思われて回答率が下がります。できるだけ選択式の設問にして、記述式は最低限にしておきましょう。

とくに最初の方の設問は「はい・いいえ」の2択で答えられる簡単なものにしておくのが回答率を高めるポイントです。記述式の設問は最後にしておきましょう。予算の質問など、答えにくい設問は回答率を下げることになるため、注意が必要です。

来場者アンケートを作る方法

来場者アンケートには、紙媒体とインターネットを活用したものがあります。来場者の年代にあわせてアンケートの形式を決めたら次の方法で作成しましょう。

紙媒体の場合

紙媒体のアンケートは、幅広い年代に回答してもらう場合に向いています。WordやExcelで作成したり、テンプレートをダウンロードしたりすれば、簡単にアンケート用紙を印刷できます。

Wordで作成する場合、チェックボックスで選択項目を作ると回答しやすいアンケートが作れます。テンプレートを利用する場合はそのまま使用せず、カスタマイズして使いましょう。

パソコンとプリンターで手軽に作れることが紙媒体のメリットです。一方、コストがかかることや集計に手間がかかるなどのデメリットもあります。

スマホやインターネットを活用する場合

スマホやインターネットを活用してアンケートを実施する場合は、フォーム作成ツールを利用してアンケートフォームを作成しましょう。手軽にアンケートフォームを作成できるツールの中には、無料で利用できるものもあります。大量のアンケートを回収したい場合はアンケートリサーチサービスの利用が便利です。

すぐに使える!来場者アンケートの例文

来場者アンケートはBANTに沿って設問を作成するのが基本です。BANTとは、「Budget(予算)」「Authority(決済権)」「Needs(需要)」「Time frame(購入時期)」の頭文字を取ったもので、受注確度を把握するための情報を効率よく入手できます。

ここからは来場者アンケートに含めたい設問と、すぐに使える例文をご紹介します。

来場者が興味を持った商品を知るための設問

商談につなげるためにも、アンケートで来場者のニーズを知ることが大切です。たとえば「どの商品に興味があってお立ち寄りいただきましたか?」の設問を作れば、来場者がどの商品に興味を持っているか知ることができます。

スムーズに回答してもらえるよう商品名の選択肢を用意しておきましょう。

来場者の温度感を図るための設問

来場者が今すぐ購入を検討をしているのか、まだ検討中の段階なのか、温度感を測るためには「購入時期は決まっていますか?」の設問を入れましょう。「3ヶ月以内」「6ヶ月以内」「検討中」「購入予定なし」などの選択肢を設定しておくと、展示会後に効率的なアプローチ方法を判断できます。

来場者の悩みを知るための設問

来場者の課題が分かれば、自社の商品やサービスで解決できることを伝えて商談につなげられます。「貴社が抱えている課題はありますか?」の設問で来場者の課題を聞き出しましょう。しかし、記述式にすると何を書けばよいか迷ってしまうかもしれません。そこで「売上」「コストの低減」などいくつかの課題を選択肢として用意しておくと答えやすいでしょう。

来場者に決裁権があるか確認するための設問

来場者に決済権があるか知りたくてもストレートに聞くのは控えたいものです。「職種を教えてください」の質問を設けて、来場者に決裁権があるか確認しましょう。選択肢には「生産管理」「購買」「開発」「品質管理」「その他( )」などを用意しておきます。「職種と役職を教えてください」と質問すれば役職も確認できますが、名刺をもらえばアンケートで質問しなくても確認できます。

来場者アンケートの実施方法

来場者アンケートは、丁寧で分かりやすい文章を意識しましょう。また、次のことを記載しておくと回答者に安心感を与えられるので回答率が上がる可能性が高まります。

  • ・アンケートをする目的を伝える
  • ・設問数やかかる時間を提示する
  • ・情報の取り扱いや問い合わせ先を明示する

何のためにアンケートを実施しているのか目的を伝えましょう。目的を伝えずにアンケートを依頼すると、回答者は警戒する恐れがあります。目的を伝えることで、回答者の不安や警戒心を取り除けます。

また、設問数や回答にかかる目安時間を提示しておくことで安心感を与えられます。適切な設問数は15〜20問程度といわれています。設問数がこれ以上多くなると、回答者の意欲が失われてしまいます。

また、アンケートにかかる時間は10分以内が適切です。所要時間が長すぎると負担がかかるため、アンケートに協力したくないと思われてしまいます。設問数や回答にかかる目安時間を適切に設定し、あらかじめ伝えることで、質の高い回答が得られるでしょう。

アンケートの回答内容や個人情報は厳重に取り扱うことを問い合わせ先と共に明示します。回答者の不安を取り除き、信頼感を与えられるため、回答率の向上につながるでしょう。

実施後は集計・分析しよう

アンケート実施後は集計や分析して、販売促進や商品開発、次回の展示会運営など次の戦略に生かしましょう。集計した情報は、グラフや表にすると結果を可視化しやすくなります。

アンケート結果はExelなどでデータ化できますが、自動集計機能を持つアンケートフォーム作成ツールもあります。名刺情報と紐づけて管理すれば、展示会後に効果的なアプローチを行えます。

【無料版】アンケートフォーム作成ツール3選

アンケートフォームを作れるツールを利用すれば、簡単に来場者アンケートを作成できます。無料で利用できるアンケートフォーム作成ツールを3つご紹介します。

Google Forms

Google Forms

Google Forms

Googleフォームは無料でアンケートフォームを作成できるツールです。回答形式は複数の形式から選べます。パソコンだけでなくタブレットや携帯端末からでも作成できるので、どこにいてもすぐに作成可能です。回答データはリアルタイムで更新され、自動集計したものをグラフで確認できます。

CustomForm

CustomForm

CustomForm

CustomFormはオンラインでアンケートフォームを自由に作成できるサービスです。無料プランにはメール登録不要のTrialプランとメール登録が必要なBasicプランがあります。Trialプランでもアンケートフォームの作成・公開や回答数は無制限です。Basicプランは回答結果の閲覧やメール受信、CSVダウンロードが可能です。いずれのプランもSSLに標準対応しているのでセキュリティ面も安心して利用できます。

formrun

formrun

formrun

formrunは豊富なテンプレートから用途に合ったものを選択し、必要項目を入力するだけで簡単にアンケートを作成できます。条件分岐選択やページ分割機能、同じ回答選択肢の設問を繰り返す場合にフォームの長さを短縮できるマトリックス選択などによって1ページあたりの表示数を減らせるため、回答者の心理的な負担を減らしてフォームからの離脱を防ぎます。

回答集計画面はリアルタイムに集計可能で、CSVエクスポートやGoogleスプレッドシート連携も可能です。

効果的な来場者アンケートならプロに依頼しよう

展示会にはさまざまな準備が必要なので、「アンケートを作成する時間がない」とお困りの方もいらっしゃるのではないでしょうか。自社で作成するのが難しい場合はプロに依頼するのがおすすめです。目的に合ったアンケートの作成から集計まですべての工程を代行してもらえるので、アンケート作成にかかる時間を通常業務に充てられます。

ブースコムプラスは展示会のトータルサポートを行っており、これまでに3,000社以上の制作実績があります。来場者アンケートだけでなく、ブースデザインの提案や設営など、展示会に関することを一貫してサポートいたします。展示会の準備でお困りのことがあれば、ブースコムプラスにご相談ください。

まとめ

来場者アンケートは、ブースに立ち寄ってくれた来場者の温度感を知るために役立ちます。展示会後はアンケートから分かる見込み客の確度によってアプローチ方法を選ぶと効率よい営業活動ができるでしょう。

ブースコムプラスは、展示会に出展する企業をトータルサポートしています。アンケートの作成だけでなく、出展の書類申請代行からブースデザインの作成や提案、運営、出展後のフォローまで行っています。展示会のサポートが必要な方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

ブースコムプラス|展示会を、ワンストップでプランニング!

この記事を書いた人

ブースコムプラス 運営事務局

運営事務局ブースコムプラス

展示会出展やプロモーションイベント開催時のブース設営を行っているブースコムプラスの運営事務局です。