展示会に出展する際、当日どのような服装がふさわしいのか悩む方もいらっしゃるでしょう。また、展示会の参加者もスーツで行くべきか気になるのではないでしょうか。
展示会では服装も重要なポイントです。本記事では、出展者と参加者向けに展示会の服装のマナーや身だしなみの注意点などを解説します。展示会に適した服装を知りたい方は、ぜひ参考にしてください。
展示会では服装や身だしなみが重要
展示会での服装は企業の印象となるため、何を着るかは重要です。服装が与える第一印象が商談に影響を及ぼす可能性もあります。来場者からの信頼を得るために、清潔感がある服装を選ぶことが重要です。
服装と同様に身だしなみを整えておくことも大切なポイントです。身だしなみに気を使わないと相手を不快にしてしまいます。だらしないと思われ、会社のイメージも悪くなってしまいます。身だしなみのチェック事項を共有し、展示会当日は来場者に不快感を与えることがない清潔感のある身だしなみで臨みましょう。
展示会出展者の服装のマナー
展示会はビジネスチャンスをつかむ場なので、出展者は服装のマナーに気をつけることが大切です。展示会の服装のマナーに関して、多くの人が気になるポイントや注意点などを解説します。
基本的にスーツが望ましい?
展示会はビジネスの場なのでスーツが必須と思う方もいらっしゃるでしょうが、スーツが望ましいかは業種や業界によって異なります。もちろんスーツは信頼感や安心感を与える服装なので、何を着るか迷ったときはスーツを選ぶのが無難です。ブース内でセミナーを行う場合なども、フォーマルな印象を与えるスーツがふさわしいでしょう。
しかし、近年の展示会はスーツ一択ではなくなってきています。たとえばスポーツ業界やゲーム業界などは、堅苦しいスーツよりもおそろいのユニフォームの方が向いているでしょう。スーツが向いているかどうかは展示会の雰囲気や、アピールしたい商品・サービスによって判断しましょう。
男性と女性で服装は異なる?
展示会の服装を男性と女性で分ける必要はありません。男性と女性で雰囲気が違う服装にすると、ブース内の統一感がなくなります。スーツにするのであれば、男性も女性もスーツで揃えましょう。オリジナルのユニフォームを作る場合は、全員が同じものを着用すると統一感が生まれます。
【男性】服装の注意点
展示会でスーツを着用する場合、男性はネクタイやシャツの色が派手にならないように注意しましょう。無地で明るめの色にすると清潔感があるため印象が良くなります。
スーツは堅苦しいのでオフィスカジュアルな服装にする場合もあるでしょうが、カジュアルになりすぎないよう注意が必要です。たとえばジャケットとチノパンなど、ビジネスシーンでも好印象を与えられる服装を選びましょう。
【女性】服装の注意点
女性がスーツを着用する場合、スカートでもパンツでも構いません。荷物を運ぶことが多い場合は動きやすいパンツスーツがおすすめです。スカートを選ぶ場合は、丈が短すぎないデザインを選びましょう。女性のスーツは男性のものに比べて色が豊富ですが、展示会にはブラックやネイビー、グレーなどベーシックなカラーが適しています。
また、展示会は長時間立ちっぱなしになるため、ハイヒールは避けた方が良いでしょう。ローヒールやローファーなど足が痛くなりにくい靴を選びましょう。
動きやすさも考慮する
展示会は長時間立ちっぱなしになります。荷物の運搬やチラシ配りなど会場を歩き回ることも多いため、動きやすさも考慮して服装を選びましょう。動きにくい服装では疲れやすいため、展示会の後半には疲労が蓄積されてしまうかもしれません。
動きやすさを重視する場合、靴選びもポイントです。長時間歩き回っても疲れないように履き慣れた靴を選びましょう。
作業着やユニフォームの印象は良い?
先述の通り、近年は展示会にスーツが当たり前ではなくなってきています。自社に作業着やユニフォームがある場合、展示会でも着用すると統一感が出て印象が良くなります。社名が記載されている場合は信頼度アップにもつながるでしょう。
ただし、展示会の服装は清潔感が重要なので、作業着やユニフォームは清潔な状態で着用できるように準備しておきましょう。汚れている場合はクリーニングに出して清潔にしておく必要があります。
展示会向けにユニフォームを作る場合の3つのポイント
展示会に出展する際は、おそろいのTシャツやポロシャツなどのユニフォームを作ることがあります。全員が同じユニフォームを着ることで一体感が生まれるため、出展効果アップにつながるでしょう。展示会に向けてユニフォームを作る場合のポイントを3つ挙げます。
①ターゲットに合わせる
展示会のターゲットに好印象を与えられるユニフォームを作成しましょう。展示会では自社の商品やサービスをアピールするためにターゲットを設定するはずです。ターゲットによってはスポーティーなユニフォームが好まれる場合もあれば、落ち着いたユニフォームが好まれる場合もあるでしょう。
出展効果を上げるためには、展示会のターゲットがどのようなユニフォームを好むか考えて作成するのがポイントです。
②出展ブースのデザインやコンセプトに合わせる
出展ブースのデザインやコンセプトを考慮してユニフォームを作りましょう。ブースの雰囲気とユニフォームがマッチすれば、遠くから見ても統一感が伝わるため来場者に好感を与えられます。
ブースの雰囲気とユニフォームがちぐはぐな印象にならないよう、ブースのコンセプトに合わせたユニフォームを作りましょう。
③企業のイメージやカラーに合わせる
展示会は自社のブランディングを行える場でもあります。自社のブランドイメージやイメージカラーに合わせたユニフォームを作ると、来場者の印象に残りやすいでしょう。どのようなイメージを持たれたいかを重視してユニフォームを作ることも大切です。
展示会での身だしなみで注意すべきこと
展示会のスタッフは、身だしなみに気をつけることも重要なポイントです。たとえスーツを着ていても、身だしなみが整っていなければだらしない印象を与えてしまいます。展示会での身だしなみで注意すべきことを挙げます。
- ・髪型を整える
- ・歯を磨き口臭対策をする
- ・爪が伸びていない
- ・目やにがついていない
- ・髭の剃り残しがない
- ・派手なネイルやアクセサリーは避ける
どれもビジネスマナーとして普段から注意している方も多いと思われますが、展示会の当日には入念に身だしなみチェックをしておきましょう。展示会では来場者と近い距離で接するため、身だしなみを整えておかないと不快感を与えてしまいます。
女性の場合、大ぶりのアクセサリーや派手なネイルは避けておきましょう。派手な外見は来場者に近寄り難い印象を与えてしまいます。なお、アクセサリーは作業の邪魔になることもあるので、展示会ではできるだけ控えておいた方がよいでしょう。
展示会の来場者はスタッフの服装だけでなく身だしなみも見ています。身だしなみのチェック事項は全員で共有し、展示会当日はお互いに問題ないか確認し合いましょう。
展示会参加者の服装のマナー
展示会の参加者もどのような服装を選べば良いか悩むでしょう。参加者の服装のマナーを学生と社会人に分けて解説します。
学生の場合(見学目的)
学生が見学のために展示会を訪れる場合、とくに服装のルールはありません。しかし、学生だからといってラフすぎる服装は避け、できるだけ社会人のような服装を選ぶのが良いでしょう。たとえばジャケットを羽織るだけでもきちんとした印象になります。服装を整えて参加すると、出展者の対応も変わる可能性があります。
社会人の場合(ビジネス目的)
社会人がビジネス目的で展示会を訪れる場合でも、最近はスーツ必須ではなくなってきています。しかし、堅苦しい服装でなくてよいといっても取引先の方に会うことも考えられるため、落ち着いた色合いのきちんとした服装にしておきましょう。
まとめ
展示会の服装は会社のイメージに関わるため重要です。ブースのデザインやコンセプトに合わせることもポイントなので、展示会を企画する段階で服装も検討しておきましょう。
ブースコムプラスは書類申請の代行からブースのデザイン、施工、運営、機材レンタルまでワンストップでイベントをプロデュースしています。これまでにトータル3,000社以上のイベントをプロデュースした実績があるため、安心してお任せいただけます。展示会をトータルでサポートできる業者をお探しの方は、ブースコムプラスにご相談ください。
この記事を書いた人
運営事務局ブースコムプラス
展示会出展やプロモーションイベント開催時のブース設営を行っているブースコムプラスの運営事務局です。