展示会ではパネルを設置して自社の商品やサービスを来場者に紹介するのが一般的です。パネルは集客に役立ちますが、効果的なパネルデザインの作り方に悩む方も多いのではないでしょうか。
この記事では、展示会のパネルデザインのコツや避けた方がよいパネルデザインの例などを解説します。パネルデザインを作る際のポイントを知って、集客効果を高めるパネルを制作しましょう。
展示会のパネルの種類とは?
展示会のパネルは大きく分けて次の3種類に分類できます。
- ・自立式パネル
- ・電子パネル
- ・バックパネル
それぞれの特徴を確認し、目的に合うパネルを制作しましょう。
自立式パネル
自立式パネルとは、その名の通り自立するパネルのことです。自立するため、設置するための壁面や、施工などは不要です。用途に合わせてサイズや形状を変更できるため、商品を効果的にアピールできます。
電子パネル
電子パネルとは、ディスプレイで映像を流せる展示パネルです。電子パネルを利用して商品を映像で紹介すれば、見た目や特徴をわかりやすく伝えられます。映像による情報伝達力で、集客力を高められる可能性があります。
ただし、情報を詰め込みすぎると伝えたい情報がうまく伝わらなくなるかもしれません。電子パネルは集客のために活用し、細かな説明などはスタッフが行う方がよいでしょう。
バックパネル
バックパネルとは背景やパーテーションになる大型のパネルのことで、バックボードと呼ばれることもあります。主に展示会や記者会見などで用いられ、表面のデザインは企業のロゴを格子状に配置したり、展示内容をアピールしたりできます。
展示会のパネルデザインのコツ6選!
来場者がブースに寄りたくなるようなパネルデザインを制作するにはコツがあります。パネルの作成方法や、集客力を高めるパネルデザインのポイントを6つご紹介します。
わかりやすいデザインにする
パネルは遠くから見てもわかりやすいように、視認性を重視して制作します。文字の大きさや太さ、色などはメリハリをつけて、目立たせたい部分を強調しましょう。短くキャッチーなメッセージやイラストなどで、直感的にわかりやすいデザインにするのがおすすめです。
自社の強みをアピールする
展示会には多数の企業が出展しているため、自社の強みをアピールして競合他社と差別化を図ることが大切です。パネルのデザインは自社にしかないメリットや、実績などをわかりやすくアピールしましょう。
興味を引くキャッチコピーにする
来場者は自社の課題解決に役立つ商品やサービスを探しながら会場を回っています。どのような課題を解決できて、メリットがあるのか一瞬で伝わるキャッチコピーを作りましょう。興味を引くキャッチコピーを作るには、ユーザーのニーズを意識するのが重要なポイントです。キャッチコピーで来場者を引き付けて、ブースに誘導できます。
製品やパネルが見やすいようにする
照明の位置を工夫して、製品やパネルが見やすいようにしておきましょう。照明の角度によってはブース内が暗く見えてしまいます。さまざまな角度から照明を当ててみて、製品やパネルが見やすい角度を見つけましょう。来場者の動線でパネルが見やすいか確かめておくことも重要です。
動線も意識する
自社のブースの位置と来場者の会場内での動線を考え、パネルが見えやすいように設置する必要があります。ブースの位置がメイン通路と離れている場合は、遠くからでも見えやすいパネルを制作しましょう。
また、ブース内の動線も意識する必要があります。パネルの高さは目線の高さを考えて、目に入りやすい位置に設置しましょう。目線の高さは身長から10〜15センチメートル程度引いた高さです。
ノベルティとパネルに統一感をもたせる
展示会では、ノベルティを用意して集客に利用します。ノベルティを配布すると、会社や商品の認知度向上につながります。ノベルティとパネルのデザインには統一感を持たせておきましょう。配布したノベルティを持ち歩いてもらうことで、自社をアピールできます。
避けた方がよい展示会パネルの例
続いては展示会パネルの失敗例を3つ挙げます。次のような展示会パネルはブースへの誘導に役立たないため、避けておきましょう。
情報過多なパネル
多くのことを伝えたくても、情報を詰め込みすぎたパネルは隅から隅まで情報で埋め尽くされているため、来場者は読む気になれません。情報過多にならないように注意しましょう。
来場者に展示内容をわかりやすく伝えて、ブースに誘導するのがパネルの役割です。商品やサービスの詳細な説明は、来場者をブースに誘引してから説明員が対応しましょう。
来場者のニーズに合っていないパネル
来場者のニーズを考えず、企業情報などを主としたパネルデザインも見られます。しかし、パネルデザインは、来場者のニーズに合っていなければ興味を持ってもらえません。来場者がどのような課題を抱えているのか、何に興味を持っているのかを理解し、ニーズに合ったパネルを制作しましょう。
来場者のメリットを提示していないパネル
自社の商品やサービスにどのようなメリットがあるか提示していなければ、来場者の足を止めることはできません。来場者が求めているのは、自社の課題を解決し、メリットを与えてくれる商品やサービスです。メリットを提示していなければ興味を持ってもらえません。
展示会には多くの企業が出展するため、自社の商品やサービスが来場者にどのようなメリットを与えられるかアピールする必要があります。イラストや画像なども活用して、どのような課題を解決できるか、来場者にどのようなメリットをもたらすかを記載しましょう。
自社の伝えたいこととニーズを考える
展示会の来場者は、課題を解決するために訪れているケースが多いため、自社の伝えたいことと来場者のニーズが合っていなければ、集客効果は著しく低下してしまいます。
たとえば自社がこれまでに歩んできた歴史などを伝えたくなるかもしれませんが、来場者が商品やサービスの情報を求めていたら、ニーズに応じていないことになります。パネルデザインは自社の伝えたいことを一方的に伝えるよりも、来場者のニーズを考えた情報提供が大切です。
パネルデザインで迷っているなら
パネルデザインを工夫すれば、集客効果を高められます。しかし、自社でパネルデザインを考えるのが難しい場合は、展示会のプロに任せるのがおすすめです。ブースコムプラスでは、出展目的を成果として達成するために最適なブースデザインを提案いたします。パネルデザインだけでなく、企画から各種申請代行、アピール力の高いブース装飾の提案や施工、運営、機材レンタルまで展示会をトータルサポートできます。
パネルデザインで迷っている方、展示会をトータルサポートしてほしい方はブースコムプラスにご相談ください。
まとめ
展示会で集客効果を高めるパネルデザインを制作するには、来場者の求める情報をわかりやすく提供するのがコツです。来場者が抱える課題を探り、どのような情報が求められているのかニーズを意識しましょう。
展示会の出展にはさまざまな準備が必要ですが、自社で企画から考えるのが難しい場合や、展示会のプロにサポートを依頼したい場合はブースコムプラスがおすすめです。
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この記事を書いた人
運営事務局ブースコムプラス
展示会出展やプロモーションイベント開催時のブース設営を行っているブースコムプラスの運営事務局です。