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展示会では多くの企業が出展し、さまざまな工夫を凝らしてブースを作成しています。展示会は自社の魅力を伝える発信の場となり、見込み顧客を獲得できる特別な機会です。会場に来る来場者は、多くの企業からチラシをもらいます。
似た商品やサービスを提供する企業が多く、差別化が難しいなかで、どうにかして来場者の目を引くチラシを作成したいと思っている人は多いでしょう。
本記事では展示会でチラシを配布する効果や、集客しやすい効果的なチラシを作るコツなどをご紹介します。
チラシの無料テンプレートが使用できるツールもお伝えするので、ぜひ最後までご覧ください。
展示会でのチラシ配布によって期待できる効果
最初に展示会でチラシ配布することで期待できる効果から解説していきます。展示会でのチラシ配布には集客の目的があります。チラシに記載されている内容は自社の特徴や商品の魅力、会社の連絡先情報などです。
展示会には数多くの企業が出展しているため、来場者が全部のブースを周るのは困難です。そのため興味をもったブースのみだけ、足を止める人がほとんどになります。多くの来場者は情報収集で訪れていることが多いでしょう。特定の商品を求めに来る人は少数派です。
たとえブースに立ち止まらなくても、展示会後にチラシを見てサービスの利用や商品の購入を検討してもらえる可能性もあります。
チラシ1枚でいかに展示会へ来た来場者の心を引きつけ、ブースに立ち寄りたい、話を聞いてみたいと思ってもらえるかが重要です。
集客に効果的なチラシを作る5つのコツ
続いては、集客に効果的なチラシを作るためのコツを5つ紹介します。
- 1.ターゲットを明確にする
- 2.わかりやすいシンプルな表現にする
- 3.ユーザーにとってのメリットを記載する
- 4.内容を詰め込みすぎないようにする
- 5.企業のイメージカラーやブースの装飾のデザインに合わせる
これからお伝えするコツを押さえて、集客できる魅力的なチラシを作成しましょう。
①ターゲットを明確にする
チラシを受け取って「すぐに自分に関係がある商品・サービスなのか」がわかるのは、来場者にとってもありがたい点です。来場者の所要時間と立ち寄れるブースの数は限られているので、ターゲットが明確にわかるチラシにすることが大切なポイントの一つになります。
ターゲットとする業種や部署などが決まっている場合は、チラシ内の目につくところにターゲットにわかりやすいキーワードや文言を入れましょう。できるだけ多くの人に立ち寄ってもらいたいがためにターゲットを明確にしないのは、商品の購入やサービスの利用につながらない原因になってしまいます。
ターゲットに伝わりやすいように、一目で明確にわかるように心がけましょう。
②わかりやすいシンプルな表現にする
来場者の時間が限られているなかで、いかにわかりやすくシンプルな表現がされているかも、効果的なチラシの特徴です。長々と文章で商品やサービスを解説するのではなく、時間をかけなくても強みや魅力が伝わるように意識しましょう。
展示会では、自社と似たサービスや商品を提供している企業が多く出展しています。来場者に立ち寄ってもらうために他社との差別化ができていなければ、自社の魅力を感じてもらうのは難しくなります。わかりやすくシンプルな表現で、自社をアピールするよう気をつけましょう。
③ユーザーにとってのメリットを記載する
自社の商品やサービスを利用することで得られる、ユーザーのメリットの記載も忘れないようにしましょう。ユーザーにとってわかりやすいのは、数字での表示です。研究データや実績などを基に、強みとなるメリットをわかりやすく明確に記載しておきましょう。
数字でメリットを伝えたい場合は、文章のなかで数字だけ色を変えたり大きい文字にしたりすると目立ちやすいのでおすすめです。
④内容を詰め込みすぎないようにする
内容の詰め込みすぎには注意が必要です。
どの企業も自社商品やサービスのメリット、強みを前面に出して伝えたい気持ちは山々でしょう。内容を理解してもらうために長文で解説したり、おすすめ商品をいくつも載せたくなったりするかもしれません。
しかし内容を詰め込みすぎてしまうと、結局何がおすすめなのか、ユーザーにとってのメリットが何なのかが、わかりにくくなってしまいます。チラシのデザインに関しても同様です。色を使いすぎたり、デザイン性にメリハリがなかったりすると、一目で魅力が伝わってきません。
片面に内容を詰め込みすぎるよりは両面を使用してシンプルに情報をまとめると、より有効的なチラシが作成できます。
⑤企業のイメージカラーやブースの装飾のデザインに合わせる
最後のコツは企業のイメージカラーや、ブースの装飾のデザインに合わせてチラシを作成することです。ブースごとに洗練された雰囲気のブースやポップで明るいブースなど、それぞれ特徴が異なります。
チラシを受け取った来場者が、後で見返したときに思い出しやすいよう、企業のイメージカラーやブースの装飾のデザインに合わせて作るとよいでしょう。
チラシに記載すべき要素
ここではチラシに記載すべき要素を5つ紹介します。
- 1.キャッチコピー
- 2.イラストや図、写真
- 3.具体的な価格
- 4.企業や商品の信頼性が増す情報
- 5.問い合わせ先
1つずつ見ていきましょう。
キャッチコピー
キャッチコピーはチラシを手に取ったほとんどの人が最初に目につくところです。
キャッチコピーに魅力を感じられるかどうかで、ユーザーはチラシを読み進めるか決めるでしょう。ユーザーにとってのメリットを伝えられるフレーズでもあるため、慎重に考える必要があります。
大事なのは言葉だけではありません。「もっと知りたい」「よさそうな商品・サービス」と思ってもらうためには、デザインも重要です。チラシ全体のデザインの統一感も意識しつつ、一言でインパクトを与えられるキャッチフレーズを作成しましょう。
イラストや図、写真
文字が敷き詰められているチラシより、視覚的資料が豊富に載せられているほうが読みやすいと感じる人のほうが多いでしょう。デザインや雰囲気を一致させるために、チラシに載せるイラストや図、写真にもこだわることが大切です。
たとえば一枚は優しい雰囲気のイラストで、もう一枚はパワフルなイラストだと、統一感を感じにくくなります。チラシ全体を見て違和感がないか、完成後に確認するのを忘れないようにしましょう。
具体的な価格
価格は購入を考えるうえで欠かせないポイントです。商品の特徴やメリット、サービス内容などが記載されていても具体的な価格が載っていなければ、ユーザーは購入の検討がしづらくなります。
ブースに立ち寄って価格を聞くのは、勇気が必要な来場者もおられるでしょう。そのため具体的な価格をチラシに掲載しておくと、より購入意識が高い来場者が立ち寄ってくれる可能性が高くなります。
価格が変動するケースもあるため、具体的な価格を記載するのは難しいと思われる人もおられるかもしれません。しかし参考価格だけでも掲載してあれば、ユーザーは目安を知ることができるので助かります。
企業や商品の信頼性が増す情報
ほとんどのユーザーは購入前に信頼できる企業、商品なのか調べます。信頼性を示すために、受賞経歴やサービスの利用者数、メディアに掲載された数などを載せるとよいでしょう。
具体的な数字で見るとユーザーは信頼できる企業、商品だと認識できるようになります。著名人からの口コミや意見なども信頼性を増す情報です。
問い合わせ先
会社への問い合わせ先も、必須の記載項目です。すぐに見つけられるような目につきやすい場所に記載しましょう。
チラシの無料テンプレートを活用しよう
初めての場合、チラシを一から作るのは至難の業です。配色やデザイン、言葉など悩む点が多く出てくるでしょう。これから無料で利用できるおすすめのツールを2つお伝えするので、ぜひ参考にしてください。
- 1.Canva
- 2.デザインAC
それでは1つずつ確認していきます。
Canva
「Canva」は無料で使用できるグラフィックデザインツールです。基本的にはほとんどの素材や機能を無料で使用できます。有料のものもありますが、無料版でも機能が充実しており十分満足できます。
写真編集や動画編集はもちろんのこと、プレゼンテーションやホームページ作成なども可能です。展示会関連ではチラシ以外にもポスターやパンフレット、名刺などのテンプレートも用意されています。
おしゃれなデザインが多く、きっと自社に合った雰囲気のテンプレートを見つけられるでしょう。印刷注文できる「Canvaプリント」サービスも行っているので、ぜひご利用ください。
デザインAC
「デザインAC」は会員登録からデザイン作成、テンプレートの使用まで無料で利用できるツールです。Canvaと同様にオンライン上で利用でき、インストールは不要です。デザインACには、さまざまなジャンルのチラシのテンプレートの種類が豊富にそろっています。
無料の写真素材サイト「写真AC」やイラスト素材サイトの「イラストAC」を運営しているACワークスが提供しているサービスです。そのため写真AC・イラストACのフリー素材を自由に使用できます。
自社で作成するのが難しければプロに相談しよう
「テンプレートを使用してもなかなかオリジナリティを出せない」「もっとクオリティが高いチラシを作成したい」と考えている人は、プロに相談するのもおすすめの方法です。「ブースコムプラス」は制作実績3,000社以上をもつサービスです。
書類申請の代行からブースデザインの提案、出展後の営業活動のサポートまで、展示会をトータルサポートするサービスを提供しています。チラシの作成も可能です。豊富な制作実績から得た知識やアイデアを通して、貴社に合ったチラシを作成いたします。
お問い合わせ・無料相談も実施しているので、ぜひお気軽にご利用ください。
まとめ
チラシ配布は、自社の商品やサービスを知ってもらうための有効的な方法として、以前から用いられている方法です。集客に効果的なチラシを作るためには、ターゲットを明確にしたりシンプルにしたりユーザーにとってのメリットを載せたりするコツがあると解説しました。
チラシ作成のコツがきちんと押さえられているかによって、ブースに立ち寄ったり展示会後にお問い合わせが来たりする来場者やユーザーの数が変わってきます。先ほどお伝えしたように無料で使用できるテンプレートもあるので、アイデアをもらいながら作成していってみてください。
自社で作成する時間がない場合や、展示会出展のためにチラシ以外のサポートもお願いしたい人は、ぜひブースコムプラスをご利用ください。
この記事を書いた人
運営事務局ブースコムプラス
展示会出展やプロモーションイベント開催時のブース設営を行っているブースコムプラスの運営事務局です。