展示会でうまく集客できないと悩んでいませんか?費用をかけて準備をしても、思うように集客効果が得られない場合、看板を見直す必要があるかもしれません。展示会は自社の魅力を伝えるための絶好の機会です。しかし、他の出展企業も工夫をこらして臨んでいるため、集客しやすい展示会用看板の設置が不可欠です。
本記事では、集客力を高める展示会用看板の特徴や作成手順、看板作成を依頼するメリットなどをご紹介します。来場者の心に響く看板を作成して自社のブースに集客を増やしたい方は、ぜひ最後までご覧ください。
看板には集客の効果がある?
展示会の来場者はすべてのブースに立ち寄るわけではありません。興味を持ったブースにしか足を止めないので、自社の商品やサービスに対し、ニーズがある人の心をつかむ看板が必要です。
展示会の来場者には、事前にどのブースを周るか決めている人もいます。当日訪問を予定していなかったブースは、よほどのことがないと素通りしてしまうでしょう。そこで看板には、自社の商品やサービスの魅力を伝えるキャッチコピーが必要です。
キャッチコピーは瞬時に強いインパクトを与えます。会社名だけの看板より、取り扱っている商品や商品のメリットを簡潔に伝える看板には集客効果があります。
展示会用看板の4つの種類
展示会用看板には主に4つの種類があります。それぞれの特徴を知り、用途に合った看板を作成しましょう。
①立て看板
展示会会場の入口によく設置されるのが立て看板です。自由度が高いため、展示会用の看板によく使われます。
A型立て看板は自立するタイプで、横から見た形がアルファベットの「A」に似ていることから「A型立て看板」「A型看板」と呼ばれます。自立するため、設置場所を自由に選びやすいことが特徴です。
折りたためるため保管に場所をとらないことや、運びやすいことなどのメリットもあります。付属のウェイト台を用いると安定するため、屋外での使用にも適しています。
一方、冊や柱などにくくりつける「平型立て看板」は板の厚みしかないので、省スペースで使用できるのが特徴です。地面と垂直に立てるため、視認性が高いこともメリットの一つです。
②吊り看板
釣り看板とは、天井や専用の支持具から吊り下げて設置するタイプの看板です。高い位置に設置するため、視認性が高いのが大きなメリットです。イベントの趣旨を来訪者に認識してもらうため、イベント会場の壇上や中央など、注目が集まりやすい場所に設置されることが多いです。
吊り看板は空間を立体的に使えるため、大型の看板でも来場者の邪魔になることがありません。人が多く集まる会場でも、人混みに隠れてしまうことがないため、どの場所からでも見ることが可能です。複数のブースに分かれる合同展示会などでも、視認性が高い吊り看板は効果的です。
③バナースタンド
バナースタンドとは、バナー(垂れ幕)を設置する自立式のスタンドです。A型立て看板と似ていますが、軽量で持ち運びしやすいため、展示会やイベント会場など幅広く使用されています。表示面が大きいため視認性が高く、展示会の広い会場でもアイキャッチ効果が高いことが特徴です。
ハトメを使って四隅をとめるXタイプ、スタンド部分が隠れてスタイリッシュなIタイプなどさまざまな種類がありますが、とくに人気が高いのはロールアップです。ロールアップはスタンド本体にバナーを収納できるので、使用するときはスクリーンを引き伸ばして設置するだけです。
④バックパネル
バックパネルとは、記者会見などで背景に設置されている壁のような大きなパネルのことです。大きくてインパクトがあるため、視認性が抜群です。展示会で利用するなら、スポンサーの名前やロゴを記載したり、商品のアピールに利用したりすると、高い宣伝効果を発揮するでしょう。
大きなバックパネルはイベントブースの仕切りにも活用できます。
集客力を高める看板の特徴
企業のブースが密集する展示会では、来場者に自社のブースで足を止めてもらえるよう、集客力を高める看板の設置が必要です。展示会会場では、各ブースの看板や映像、展示物などが来場者の目に入ってきます。その中で、来場者にインパクトを与え、一瞬で心をつかむ看板の制作が必要です。
たとえばIT系の企業は社名とロゴだけのシンプルな看板を希望する方もいるでしょう。しかし、全国的に知名度が高い企業でなければ、企業名だけで集客するのは難しいです。集客力が高い看板は、展示している商品や機能などを簡潔でわかりやすく明記していることが特徴です。あいまいな言葉やありきたりな言葉ではなく、来場者のニーズに刺さる簡潔な言葉を用いて一瞬で心をつかみましょう。
来場者は基本的にあちこちのブースに目を向けながら歩くので、看板のキャッチコピーは簡潔でわかりやすくすることがポイントです。情報を詰め込みすぎて長いキャッチコピーになると、瞬時に内容を理解できないため、逆効果になってしまいます。
「どのような商品を取り扱っているのか」「どのような課題を解決できるのか」といった来場者が求める情報がすぐに伝わるよう、商品の特徴や、他社との違いがわかるキャッチコピーにしましょう。
色に関しては、自社のイメージカラーがあれば、その色を中心にしましょう。色数を抑えるとまとまりのある印象になります。出入り口から遠い展示ブースは遠くからでも目立つような色やデザインを取り入れたり、文字を大きくするなどの工夫をするとよいでしょう。
施工事例
ブースコムプラスはブースのデザインから施工・運営・機材レンタルまで展示会をトータルサポートしています。東京デンタルショー、HVAC&R JAPAN、建築材料・住宅設備総合展 KENTEN、スーパーマーケット・トレードショーなどに出展した企業の施工経験があり、これまでに3,000社以上の製作実績があります。
展示会用看板を作成する4つの手順
展示会用看板を作成するときは、次の4つのステップで進めましょう。
①自社の特徴・強みを整理する
看板の作成に取りかかる前に、まずは自社の特徴や強みを見つけておきましょう。展示会の看板は一目見ただけで、自社の魅力や同業他社にはない強みを来場者に訴える必要があります。短いキャッチフレーズで自社の魅力を伝えるためにも、強みは何なのか整理しておきましょう。
②業者を選ぶ
展示会用看板の作成を依頼できる業者には、展示会ブースの施工業者、印刷会社、看板作成専門業者などがあります。展示会ブースの施工業者は、ブースの設営をトータルで請け負ってくれます。看板だけでなくブースの設営も外部に依頼する場合、まとめて依頼した方が料金を安く抑えられます。
看板製作を取り扱う印刷会社に依頼する方法もあります。どのような看板が得意なのか、依頼する前に確認しておきましょう。看板作成専門業者は、看板作りの実績が豊富なので、さまざまなタイプの看板に対応してもらえます。こだわりのデザインにも対応してもらえるでしょう。
この中でおすすめは展示会ブースの施工業者です。展示会での集客に関するノウハウが豊富なので、看板の効果的な設置位置など、さまざまなことをアドバイスしてもらえる可能性があります。
③デザインの打ち合わせを行う
業者が決まったら、どのような看板を作るかデザインの打ち合わせを行います。展示会の内容や、アピールしたい商品など、コンセプトやイメージを業者のデザイナーに伝えましょう。デザインの草案が決まっていれば、事前に渡しておくと打ち合わせがスムーズです。
④看板を作成してもらう
完成したデザインを基に看板を作成してもらいます。看板は特殊なタイプでなければ発注から完成まで2週間程度です。大型の吊り看板など、設置のための工事が必要なものは、設置施工を行ってもらうことになります。
看板作成を依頼するメリットとは?
展示会の看板を依頼できる業者は複数ありますが、展示会ブースの施工業者に依頼すると主に次のメリットがあります。
展示会の企画から設営までトータルサポートしてもらえる
展示会ブースの施工業者に看板作成を依頼すれば、看板だけでなく企画からブースの設営までトータル的にサポートしてもらえます。複数の業者と関わる必要がないため、担当者の負担を減らせるでしょう。また、一つの業者にまとめて依頼することで、コストを抑えられる可能性があります。
実績とノウハウから的確なアドバイスを得られる
展示会の看板作成や設営に豊富な実績を持つ業者は、経験に培われたノウハウを形成しています。広い会場では目立つ看板が必要ですが、看板を派手にすれば集客できるわけではありません。展示会で来場者の目にとまりやすい看板作りを熟知した業者に依頼すれば、的確なアドバイスを得られます。
まとめ
来場者のニーズに訴求する看板には、集客力を高める効果があります。展示会向けの看板には立て看板や吊り看板などさまざまな種類があるので、ブースの広さや出店する商品などにあわせて選びましょう。
展示会用看板の作成を依頼できる業者は、展示会ブースの施工業者、印刷会社、看板作成専門業者などから選べます。展示会をトータルでサポートしてほしい場合は、展示会ブースの施工業者に依頼するのがおすすめです。
ブースコムプラスは展示会の書類申請の代行からブースデザインの提案、出展後の営業活動まで一貫してサポートします。無料相談も受け付けているので、展示会で効果的な看板を作成したい方や、展示会をトータルでサポートできる業者をお探しの方は、ぜひお気軽にご相談ください。
この記事を書いた人
運営事務局ブースコムプラス
展示会出展やプロモーションイベント開催時のブース設営を行っているブースコムプラスの運営事務局です。